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2011年01月04日
マクロ!
某所で「RICOHのデジカメは望遠マクロがいいね」って話をしました。
各社のデジカメにはたいてい「マクロ(接写)」モードが付いていて、小さな物を大きく写すことが出来ます。
では、「望遠マクロ」って?
マクロ(接写)モードは、一般的なデジカメの場合カメラから1cm~10cmという近くの物を撮影することが出来ます。ただこれは、ワイド(広角)側での撮影距離であることが多いです。望遠側で撮影しようとすると、その距離では撮影できず、撮影対象から離れなければなりません。
RICOHのカメラは、この望遠側でも、他社のデジカメより撮影対象に近づけるんです。
「望遠」なんだから、近づく必要ないじゃん、と思うかもしれません。
が、望遠マクロには、背景をぼかす、という使い道もあるんです。
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比較のために小さなフィギュアを撮影してみます。大きさは6cmほどです。
フィギュアが画面の中でだいたい同じ大きさになるようにしながら、広角側からだんだんと望遠側にズームしていきます。つまり、フィギュアの位置は変えずに、撮影ごとにカメラを後ろに下げながらの撮影です。
写真の下のファイル名をクリックすると、オリジナルデータをダウンロード出来ます。(ファイルサイズはそれぞれ約3MBです)
まずは焦点距離35mm。
(CX4_MACRO_35mm.JPG)
広角なので他のサンプルよりパースが強めですね。足下の角度などでよく確認できます。
背景も何があるのかはっきり分かります。
下が白いのと、後ろにディスプレイが映り込んでしまったせいで、少し顔が暗めに撮影されてしまいました。(いわゆる逆光みたいなもの)
次に50mm。
(CX4_MACRO_50mm.JPG)
いわゆる標準レンズと言われる焦点距離です。
背景の写る範囲が狭まり、黄色いネズミさんの顔が半分欠けました。
105mm。
(CX4_MACRO_105mm.JPG)
もうネズミさんは範囲外です。スピーカーもかなりぼけてきました。
200mm。
(CX4_MACRO_200mm.JPG)
背景が完全にぼけました。
300mm。
(CX4_MACRO_300mm.JPG)
背景のぼけの量もさらに増えましたが、一番上の写真と比べると、映り込む範囲がずーっと狭くなったのが分かると思います。
フィギュアのように「これを見せたい!」と言うものの場合、背景をぼかし、映り込みを狭く、シンプルに出来る望遠マクロは有効だと思います。
投稿者 masaru : 2011年01月04日 20:00
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